DevelopersIO BASECAMP のメンターが意識していること #deviocamp
こんにちは、大前です。
クラスメソッドの子会社である プロパゲート では、このたび IT エンジニア向けに擬似業務体験を通じた成長機会を提供する場として、DevelopersIO BASECAMP(以下デベキャン)というプログラムを提供します。
デベキャンに関する詳細については下記を参照いただければと思いますが、本プログラムではプロパゲート(クラスメソッド)メンバーが受講者のメンター役として参加します。
本エントリでは、デベキャンのメンター役として参加するプロパゲート(クラスメソッド)メンバーがどのような事を大事にしているのかについてお伝えできればと思います。
メンターは受講生の成長を最大化するための支援役
デベキャンは受講生として参加される IT エンジニアの方々にスキルアップの場を設けるプログラムです。そのため、主な参加者としては AWS の実務経験に不安のある初学者が想定されます。
デベキャンにて提供するトレーニングは、初学者の方でも一つずつステップアップしていきながら進められる内容となってはいますが、わからない事やつまづく事は沢山でてくるはずです。
そんなときに、受講生の方々を後ろから支えるのがメンターです。技術的な相談だけではなく、デベキャンは実践形式のトレーニングですので、顧客役の方とのコミュニケーション方法などについても困ったらメンターに相談してもらって OK です。上記の通り、初学者の方が多く参加されることを想定していますので「こんなの質問しちゃって良いのかな、、」とかも気にしなくて大丈夫です。メンターを存分に活用して、ご自身の成長機会の糧としてください。
メンターは 「スムーズなトレーニング進行」 と 「成長の最大化」 の両立を目指す
上に記したように、メンターの役割の一つは受講生の方々がスムーズにトレーニングを進められることを支える事です。一方で、デベキャンは受講生に成長機会を与えるためのプログラムです。そのため、メンターは「スムーズなトレーニング進行」だけでなく、「どうやったら受講生の成長が最大化するか」を考えながら受講生の方々を支援します。
例えば、以下のように「スムーズなトレーニング進行」と「成長の最大化」が両立できていない状態は好ましくありません。
- Aさん「メンターに沢山相談して答え教えてもらったおかげでトレーニングがスムーズに終わった!」
Aさんの場合は、メンターが相談される度にすぐ答えを教えてしまっていた様です。確かにトレーニングはスムーズに進行するかもしれませんが、Aさんはこのプログラムを通してどのくらい成長できたのでしょうか?
どんな学習方法が効果的かを示した考え方として、ラーニングピラミッド というものがありますが、「自分で考えて、手を動かし、人に教えること」がより効果的であることが示されています。
ちなみに、ラーニングピラミッドについては下記ブログで細かく取り上げていますので、興味あればこちらもご参照ください。
Aさんのケースに当てはめて考えると、「メンターから答えをもらっている」という状態は「自分で考え、手を動かし、人に教えること」に当てはまらず、学習効果が低いことがわかります。(ラーニングピラミッドでは「視聴覚体験(学習効果としては 20%)」に該当します)
メンターは「気づき」を与える事を意識している
上記 Aさんのケースを通して、単純に答えを教えるだけでは受講生の成長につながらないことが理解できたかと思います。
今回リリースするデベキャンでは、メンターは受講生に「気づき」を与えることを意識して、受講生の方々を支援します。
メンターは受講生からの相談に対してすぐに答えを与えるのではなく、受講生が自分の力で解決に向かえるように、ときにはヒントを出したり、ときには「XXXを実現するにはどうしたら良いと思いますか?」の様なコーチング的な質問を投げかけたりします。受講生からしてみると、「相談したのにすぐ解決しない!」となり、もしかしたらストレスに感じる方がいるかもしれませんが、メンターは嫌がらせがしたいわけではなく、上に記載した通り、受講生がプログラムを通して最大限成長することを目指して立ち振る舞っている事を理解していただければと思います。
一方で、受講生のスキルやバックグラウンドは様々ですので、「気づき」を与えるための立ち振る舞いだけでは悪戯に受講生の負荷が増え、「スムーズなトレーニング進行」が疎かになってしまいます。「スムーズなトレーニング進行」を保ちつつ「成長の最大化」を促進するために、メンターは受講生の方に与える情報量を調節しながら支援をしていきます。
受講生と "一緒に" 楽しみたい
デベキャンでは、3ヶ月という短くない期間トレーニングを受けていただきます。そのため、受講生の方々がトレーニングを楽しんでいただき、デベキャンを完走したあかつきには「楽しかったな!」「AWS 頑張っていくモチベ上がった!」の様なポジティブな気持ちを持ち帰っていただける様な場にしていきたいと考えています。楽しくないトレーニングが 3ヶ月も続いたら辛いですよね。
私もメンター役として参加させていただく予定ですが、3ヶ月という期間を一緒に過ごさせていただくので、せっかくなら受講生の皆さんと一緒に楽しみながらトレーニングを進めていきたいと思っています。「楽しむ」というのは弊社クラスメソッドのカルチャーとしても掲げられていたりします。クラスメソッドグループが提供するプログラムとなりますので、こういったカルチャー的な側面も意識していただけると良いかと思います。
デベキャンのプログラム上は「受講生」と「メンター」という関係性ではありますが、お互いの事をたくさん知ることができると嬉しいです。昨日食べた美味しいラーメンの話でもしましょう。お互いの事を知ることで結果的にコミュニケーションが取りやすくなり、トレーニングもスムーズになるという、副次的な効果もあると思います。
おわりに
このたびリリースする DevelopersIO BASECAMP について、メンター役として参加するクラスメソッド(プロパゲート)メンバーがどの様なことを意識して、受講生の方と関わっていこうとしているのか、について書いてみました。
この記事が、参加応募へのハードルを 1cm でも下げられれば幸いです。ご興味ある方は、以下よりご応募をお待ちしております!
以上、大前でした。